クラブの紹介

金沢マンドリンアンサンブル(KME)とは

 金沢マンドリンアンサンブル(KME)は1975年に設立されたアマチュア演奏団体です。一般のオーケストラのように 1stマンドリン、2ndマンドリン、マンドラ・テノール、マンドロン・チェロ、クラシックギター、コントラバスで基本構成し、時にはパーカッションや管楽器もプラスして奥行きのある幅広い演奏をしています。
 KMEの定期演奏会(開催:11月頃)をはじめ、富山プレクトラムアンサンブルや福井マンドリンクラブとの北陸三県合同演奏会(開催:7月頃)が毎年開催されています。さらに部内発表会(開催:3月頃)や有志による多くの依頼演奏など積極的に活動しています。
 現在、活動中の部員は40名弱で、育児など休部中の部員も数名います。構成は創立当時のメンバーから若手まで幅広い年齢層ですが、いつも心を一つにして楽しく練習に励んでいます。
 音楽は聴く人の心を癒し感動させ、また奏者に達成感や満足感を味わわせてくれるものだと思います。金沢マンドリンアンサンブルは 明るく(A)楽しく(T)元気に(G)の ATG をモットーに、今後も魅力的な音楽活動をしていきます。

マンドリンについて

 楽器の発祥はイタリアですが、現在日本の方が活動は盛んなようです。マンドリンの音色はテレビCMやBGMで耳にする機会が多いので、その姿形よりも音色を聴くことの方が多いかもしれません。
 2本1対になった弦と丸い形が特徴で、音域や運指はヴァイオリンと同じです。音色の要はトレモロとピッキング。トレモロは右手に持ったピックを高速で上下に動かし弦を弾く奏法です。このトレモロとピッキングを組み合わせてメロディーを奏でます。

パート紹介

1stマンドリン

 1stマンドリンは、オーケストラの中で最も高い音域やメロディを多く担当する言わば花形パートです。華やかなパートではありますが、実はずらりと並ぶ難しい音符をさらりと弾いたり、美しいメロディを歌うように軽やかに弾くには、かなり高度な技術を求められ悪戦苦闘しています。「こんな曲、弾ける気がしないわ」と言いつつもコツコツと個人練習に励み、指先に残る線路のような2本の弦の跡を見て、ちょっと自己満足に浸ったりする私達です。

2ndマンドリン

 「2ndパートって1stのハモりやってるだけでしょ?いっつも何してるか聞こえないし。」と思ってるあなた。いえいえ、そんなんじゃないんです。この文章を書いてるチーフが思うに、このパートはセンスのカタマリです。 2ndパートは作曲者や曲によって実に様々な役割を与えられてます。1stからコントラバスまで色んなパートに寄り添って曲の彩りを深めたり、いきなり主旋律を奏でてみたり、と思いきやひたすらリズムを刻んでたり.. 場面場面で役割がコロコロ変わるので、スコアとにらめっこしながら考えて考えて音を出します。1stパートほどの華やかさはないし、低音パートほどの迫力はないし、ギターパートほどのかっこよさはありませんが、2ndが好き勝手弾いてると曲全体が面白くないものになります。でもね、ここだけの話、常に指揮者やコンミスの顔色を伺いながら縮こまっているのはナイショです。

マンドラ

 演奏会ではステージの真ん中にいることが多いパートです。正式名称はマンドラテノールと言いますが、マンドラまたはドラと呼ばれることが多いです。中音域を担当し、メロディからハモリ、伴奏までなんでもこなします。時には優しく、時にはアグレッシブに、作曲者から愛され休憩なんてありません。たまに筋肉痛になるけれど、そんなドラが大好きです。

マンドロンチェロ

 え?チェロは「縁の下の力持ち」ですって?………そんな時代は終わりました! もちろん、今だって華やかなマンドリンの音色、たおやかなマンドラの響き、そして軽やかなギターのリズムやメロディーを、ベースと一緒にドッシリとした低音で支えています。
 でもね……「私たちだって、もっと、も〜っと歌いたいの!」縁の下に収まりきらなくなったアツい思いで、選曲会議の参加率はいつもダントツ! その甲斐あってか?最近チェロが活躍できる曲が増えてきました。(やった〜♪) チェロの柔らかな響き、低音の魅力をタップリお届けできるよう、日々練習に励むチェロパートです♪
 そういえば、最近指揮者に「チェロ!うるさい!」……って、いわれなくなったなぁ〜(笑)

ギター

 ギターパートは、主に音楽の3要素で言うリズムと和音を担当しています。でも単調なズンチャチャばかりじゃなく、時にメロディーも弾きます。また、最近の邦人曲等の変拍子や洒落たリズムやコード進行もあり、大編成の合奏や少人数のアンサンブルを楽しんでいます。
 ギターはナイロンやガット弦のため音量は遠くで奏でて聴こえる感じですが、人の心や想いに触れる1台でオーケストラを構成する楽器とも言われ、一人でソロ曲を楽しむこともできますが、最近はギターのみのアンサンブルも盛んにチャレンジしています。
 現在、以前の所帯数16人の復活を目指しギターパートメンバー(とりわけ女性)を絶賛募集中ですので、一緒に楽しみましょう!

コントラバス

良い事その1 目線が高い位置。眺めが良く、合奏全体の音がバランスよく聴こえます。
良い事その2 『弓』で弾く異質な楽器。ピチカートなんかも重い響きでイイ感じ。
良い事その3 曲によっては、お休みがたっぷりあって、珈琲なんぞも飲めます。
良い事その4 ポピュラーなんぞは、適当にアドリブすると楽しいのだ。(スリルも ある)
良い事その5 楽器運搬は、重たいのでちょっとした運動になる。でも椅子運び、手伝ってネ。
良い事その6 演奏会のステージでは、黒ずくめで登場し目立てます。

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